今日は、復職初日。
実は、ちょうど私の育休が終了するタイミングにあわせたかのように、エンジニアの社内公募が発表された。
正直、これまでやってきた仕事はデータ処理が大半で、社内ツール近い将来、本当にもうすぐ機会に取って代わられる業務だと思っていた。もちろん100%すべてではなく人が判断する部分も残るだろうが、今まで10人でやっていたことが1人でできるとか、他の業務の片手間で済むレベルにはなるだろう。
特に育休中、今後の自分のキャリアとか働き方を考える時間が十分にあって、フリーになっても通用するくらいの手に職を何かしら持ててないと、これからの世の中いよいよヤバいなと思っていた矢先のことだった。
経緯は割愛するが、幸運なことに33歳も半ばを過ぎたタイミングで突然エンジニアルートに入ることができ、復職と同時に異動となった。
というわけで、改めて復職初日。
人事のほうで復職関連の書類提出とか貸与物の確認とか、ひと通りの手続きを済ませ、所属するエンジニアチームの部長のもとへ。部長は面識ある、なんなら飲んだこともある人だけど改めてご挨拶。
とりあえずそこの空いてる席を使って、と背中と横が壁の、端の席をあてがわれる。隅っこ好きとしては願ったり叶ったりだが、早いうちに席替えをするらしい。残念。
いま、チームメンバー全員に読んで貰おうと思ってるから読んでみて、って言われて「アジャイルサムライ」を渡された。そういえば前の職場で、25・6くらいまで普通にPC業務してた人が、データ出しする手伝いしてるうちにSQLとかに興味もってそのままエンジニアになった人がいたけど、その人も最初この本読んでたなー。ちょうど出版されてすぐ話題になった頃で、自分も興味はあったけど読まずじまいだった。
他にも今回の社内公募で異動になるメンバーは数名いるのだが、それぞれ元の部門の引継ぎ期間のため実質ジョインできるのは2週間後。それまで、引き継ぐ業務のないまっさらな私は、トレーナーとなってくれるエンジニアチームの方のアシスタントとして雑務から研修資料の最終確認まですることになるようだ。
早速、今日はメンバー全員のメーリングリスト作成やら定期的なMTGの設定やら、スムーズに研修が開始できるよう各種手続きを行った。あと休職中に届いた山のようなメールの処理とかね。
空いた時間でアジャイルサムライに目を通す。が、いろいろとなじみがない単語が並んでいて、正直ちょっと頭に入ってこない。
ということで、さっそくググってみた「アジャイルサムライ 要約」。
小説とか楽しむための読書なら、なるべくネタバレは避けたいが、学習のために自分がまだ詳しくない本を読むなら、要約から読むのがいい。
まず全体の流れを把握し、この本が言いたいことが何なのかをある程度理解したうえで読まないと最初の数ページで眠くなってしまう。
なんとなく分かったような分からないような状態で、とりあえず数十ページ読み進める。
気になったフレーズをいくつかメモ。
お、信頼貯金なんて言葉が出てきた。最近の意識高い界隈ではよく聞くけど、8年前にすでに著名な本にあったのは知らなかった。
短サイクルでとにかく小さい課題を解決して、徐々に信用してもらう、って話どっかで聞いたな。
実際にお客さんを目の前にしてソフトウェアをデモするだけで、チームは自分たちの果たすべき成果責任に対してもっと自覚的になれる p25
それな。社内システムもそうなんだよね。
(社内の利用者をお客様扱いするのはやりすぎで、そうじゃなくて)ちゃんと使う人に向いてシステムを作ってほしい。作ったら直接説明してほしい。
マニュアル置いといたから、とか、ヒアリングせず作ってリリースしたからあとは便利に使ってね、というのはとてもやめていただきたい。
いきなり全部は読めないし消化できないので、ひとまずこんなところで本日の業務は終了。
これからもう少し具体的な作業に着手する予定なので、転職したつもりで(実際職種チェンジになるし)心機一転頑張ろうというモチベーションが高い状態にいる。楽しみだ。
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