初めまして。アルパパと申します。
私は、2015年に長男が生まれた際に育児休業(育休)を8週間、2018年生まれの長女のときには育休を6ヶ月取得しました。(この記事を書いている2018年11月は、育休真っ最中です)
その経験をもとに、これから子どもが産まれる予定で育児休業を考えている男性や、夫に休みを取ってもらいたい妊婦さん、子どもができる可能性があるチームメンバーを持つ上司といった方に向けて、参考になる記事を書いていけたらと思います。
男性の育休は、まだまだ珍しい
ニュースなどで、男性が育休を取得する話を目にする機会も増えてきたように思いますが、まだまだ一般的ではなく、当たり前の制度として社会に浸透しているとは言いがたい状況です。
男性の育児休業取得率は長期的には上昇傾向にあるものの、現状では5.14%(厚生労働省「平成29年度雇用均等基本調査」)にとどまっており、
そんな中、どのように私が育休を取ったのかを説明しながら、私が調べた育休制度をまとめていきます。
社内初!男性育休 8週間の短期取得
一人目の子どものときは、パパ・ママ育休プラス制度を知って8週間休むことにしました。この制度の仕組みのひとつに、「父親は出産後8週間以内に復職すれば、再度育休を申請することができる」という内容があります。
もしかしたら、保育園に預けるタイミングでもう一度休んだ方が良かったり、妻や子どもの体調不良で休む必要が出てくるかもしれない。そのときに育休を取得できる権利をキープしておけば、保険になると考えました。
結果的に(長男のときには)2回目の育休は取らずに終わりましたが、社内で育休を取得した男性は私が初めてだったようで前例がなく、自分でいろいろ調べながら制度を利用したことで会社にも事例を残すことができ、良かったです。
子どもが2ヶ月になるタイミングで復職しましたが、正直あっという間で気づいたら出社してました。同僚にも、「あれ、もう帰ってきたの」と言われる始末。
ちょっと長めの夏休み、くらいの感覚で業務にもスムーズに復帰できました。
もっと長く取得しておけば良かったかも、、、と思っていたので、2人目ができたら8週間以上取得することを決めていました。
2人目は6ヶ月の中期取得
2人目の妊娠がわかったタイミングから、育休の具体的な検討を始めました。そうは言っても、最初は3〜4ヶ月くらいにしようかなぁ、、、くらいの気持ちだったのですが、せっかくなので思い切って6ヶ月にしました。
企業によっても異なりますが、育休期間中は基本的に給料が出ないところが多いです。そのため、雇用保険から支給される育児休業給付金という制度があります。支給される金額は、育休開始日から180日目までは月給の67%(つまり2/3)です。これが、181日目以降は支給額が50%になります。
さすがに夫婦揃って収入が半減すると生活が厳しいので、2/3が支給される期間を育休取得期間にしました。
育休を取ってよかったこと(メリット)
男性が育休を取得するメリットはいろいろ実感しており、また詳細を後日記事にしようと思いますが、一人目のときと二人目の現在ではその意義が全く異なりました。
一人目の育休で一番よかったのは「妻と同時に『親』をスタートできたこと」
子どもが産まれた瞬間から、生活は一変します。そして、現代日本では多くの人が生まれて初めて行うであろう育児は試行錯誤の連続です。抱き上げてあやす、オムツを替える、沐浴、洗濯、外出の準備、etc…
もし奥さんだけが家にいて、旦那は仕事を続け平日はほとんど面倒を見られなかったらどうでしょう。一方はどんどんと経験値がたまり、『母レベル』が上がっていくのに、週末ちょっとやる程度では『父レベル』はちっとも変わらず。
そして平日に妻がどのような世話をしているのかイメージもできず、「妻はやれるけど自分はできない」育児のタスクは増える一方。。。
かなり意識して積極的に育児を頑張らない限り、母の成長に父は追いつけません。(もちろん仕事を続けながら、しっかりイクメンの実力がある方もたくさんいますが)
育休を取ることで、夫婦でパーティを組み一緒に経験値をためていくことができるのです!
私も育休期間中にスタートを切れたことで、授乳以外の全ての育児タスクはできるようになっていました。また仕事に復帰してからも、一日の流れが頭に入っているので帰宅後の引き継ぎも容易です。「どこまでやった?OK、じゃあここから先はオレがやるね」というバトンタッチがスムーズに行えました。
二人目のときによかったのは「家族を構築する十分な時間が取れたこと」
育休は子どものための制度、と思っている人もいるかもしれません。それは間違ってはいないのですが、本当のところは家族のためだと私は思います。
特に一人目の子どもが生まれてからは、共働きだとどうしてもなし崩しになってしまう生活(夜寝るのが遅くなっている、とか)や、非効率かもしれないけど検討する時間がなくてそのまま続けていること(仕事でもあるあるですね、、、)などが小さくても積み上がってしまっているなと感じていました。
そこで、育休の機会に一度リセットし、自分たちの理想の家庭について考える時間を作れたのはとても大きなメリットです。
ゆっくり夫婦で、今後どうしていきたいのか、自分はどうありたいのかを話せることで、具体的な計画に落とし込むまではいかなくてもイメージだけでも共有できれば、今後の道筋が少しは見えてくる、そのきっかけになるのではないかと思います。
みんな育休を取ろう!
そういうわけで、今後はもっと具体的に育休の必要性やメリット・デメリット、詳しい制度の解説や育休取得の進め方などを説明していきたいと思います。
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